掲載開始日 2026年05月20日
PRTIMES新田義貞と足利尊氏は同格?→違う、新田が明確に格下。両氏は別の一族?→誤り、実は同じ一門。鎌倉末期から南北朝期の世界像を塗り替える新書『太平記史観』が、発売早々に重版決定!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、谷口雄太著『太平記史観 日本人の歴史認識を支配した物語』(角川新書)を、発売一週間強で重版決定しました。
中世から現代まで、数多の作品の種本になり続ける『太平記』。武士像はじめ、実は日本人の歴史認識を縛ってきた物語です。その虚実に加え、「史観」の影響力を気鋭が最新研究で暴く本書は、発売直後から専門家や読書人の関心を集め、大きな話題となっています。
中世から現代まで、数多の作品の種本になり続ける『太平記』。武士像はじめ、実は日本人の歴史認識を縛ってきた物語です。その虚実に加え、「史観」の影響力を気鋭が最新研究で暴く本書は、発売直後から専門家や読書人の関心を集め、大きな話題となっています。
【本書の内容】
司馬史観よりも強い「太平記史観」
『太平記』の虚実に加え、「史観」の影響力を丸裸にしていく。中世史研究の最前線がわかる!
足利尊氏、新田義貞、楠木正成、高師直をはじめ、『太平記』で描かれた武士像、話の構成は中世から近世、近現代まで何百年も日本人の歴史認識を縛り、現実にも影響を及ぼした。例えば、水戸藩の『大日本史』も『太平記』に依拠しており、その楠木正成像を筆頭に、高師直=悪玉など、尊王攘夷・皇国思想に「太平記史観」は繋がっていったのである。
重要史料だが虚実ないまぜで取り扱いが難しい物語。歴史学と国文学の格闘の成果を示しながら、我々の歴史認識まで問い直す。
・山名宗全も、徳川家康も、「足利一門」だった
・楠木正成は、鎌倉幕府の関係者だった
・尊氏との戦いは足利一門の分裂戦争。義貞は第三極を目指した
【目次】
はじめに第一章 太平記史観とは何か
第二章 『太平記』の基礎知識
第三章 太平記史観の諸相
第四章 太平記史観を超えて
(一) 新田義貞の選択1(元弘三年・一三三三)―鎌倉幕府か、足利高氏か―
(二) 新田義貞の選択2(建武二年・一三三五)―足利尊氏か、後醍醐天皇か―
(三) 新田義貞の選択3(建武三年・一三三六)―後醍醐天皇か、第三極か―
おわりに
あとがき
参考文献
【著者プロフィール】
谷口 雄太(たにぐち・ゆうた)1984年、兵庫県生まれ。青山学院大学文学部史学科准教授。2015年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科(文学部)研究員を経て、現職。著書に『中世足利氏の血統と権威』『〈武家の王〉足利氏』(以上、吉川弘文館)、『室町期東国武家の「在鎌倉」』(鎌倉考古学研究所)、『分裂と統合で読む 日本中世史』(山川出版社)などがある。新田義貞は源氏の嫡流ではなく足利氏庶流だったことを洗い出し、『太平記』の影響力を指摘した。
【書誌情報】
書名:太平記史観 日本人の歴史認識を支配した物語
著者:谷口雄太
発売日:2026年5月9日
版型:新書版
頁数:232頁
価格:1,100円(本体1,000円+税)
ISBN:9784040824321
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322110000964/

