掲載開始日 2026年03月19日
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』映画化などで注目の著者・五十嵐大による、初の半自伝的お仕事小説『その手は明日を紡ぐために』2026年3月19日(木)発売!
耳の聴こえない両親をもつ主人公の、ライターとしての成長譚
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2026年3月19日(木)に『その手は明日を紡ぐために』(著者:五十嵐 大)を刊行します。
著者の五十嵐大さんは耳の聴こえない両親のもとで育った聴こえる子ども「コーダ」であり、その生い立ちを綴ったエッセイ『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が吉沢亮さん主演で映画化、『「コーダ」のぼくが見る世界―聴こえない親のもとに生まれて』が第71回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(高等学校の部)に選定されるなど、話題の著者です。
本作は、そんな五十嵐さんが今携わっている"ライター"という仕事に焦点をあてた初の半自伝的小説となっています。お仕事小説としても、五十嵐さんならではの視点でヤングケアラー、クィア、ジェンダーギャップなどを見つめた社会派小説としてもお読みいただける内容となっています。
あらすじ
「え? ちょろっと文章書いてもらうだけなのに、そんな金取んの?」
耳が聴こえない両親のもとで育った聴こえる子ども・コーダである伊賀紡(いが つむぐ)は、自分のことを“ふつう”に見てもらえない環境に嫌気がさし、親元を離れ、東京でライターとして活動することに。
ところが、そのライター業でも無力感に苛まれる出来事ばかり。両親を地元に残したまま“逃げてきた”自分への罪悪感が募る一方だ。こんな状態ならば、自分のやりたいことではなく、親のために生きるべきなのではないか……。
そんな紡にとっての心の支えは、紡と同じように地元を出てきた共に暮らす親友、柏樹優平(かしわぎ ゆうへい)。ともに苦労を分かち合うことでなんとか日々を過ごしてきた。
ある日、ヤングケアラーとして育った過去を持つ実業家・蓮音美羽(はすね みわ)の取材で、彼女の様子がおかしいことに気がついた紡はある質問を投げかける。
このことがきっかけとなり、紡は少しずつ自分が進むべき道を見出し、自信をつけていく。
しかしそんなとき、優平から思いもよらない言葉を投げかけられ……。
居場所を探す全ての人におくる、まっすぐ心に届く感動作!
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著者コメント
本作の主人公はフリーライターとして奮闘するひとりの青年です。縁の下の力持ちとしてなかなか光が当たらず、ときには誤解されてしまう。それに加え、「障害者の親を見捨てた」という事実に罪悪感を覚え、このままライターを続けていていいのだろうか、と葛藤しています。そんな苦悩を抱えながらも彼は、どのように「自分の居場所」を見つけ出すのか。
どこにでもいるような青年が自分の人生に答えを出すまでの過程を、ひとりでも多くの人に応援していただければ幸いです。
五十嵐大
著者プロフィール
五十嵐大(いがらし だい)
1983年、宮城県生まれ。コーダという生い立ちを踏まえ、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする。
2020年に『しくじり家族』でエッセイストとして、22年『エフィラは泳ぎ出せない』で小説家としてデビュー。24年『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』を原作とした実写映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」が公開され大きな話題となり、25年には『「コーダ」のぼくが見る世界』が「第71回青少年読書感想文全国コンクール課題図書」に選定された。
X:@daigarashi
書誌情報
書名:その手は明日を紡ぐために
著者:五十嵐大
定価:2,090円(本体1,900円+税)
発売日:2026年3月19日(木)
判型:四六判
ページ数:248ページ
ISBN:978-4-04-117020-5
発行:株式会社KADOKAWA
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